【訳注】
【訳注】
※1 メアリ・サザーランド嬢の事件……次話『花嫁の正体』のこと。これは当時ホームズ譚を連載していたストランド・マガジンの編集者が、何ヶ月分もたまっていた原稿の順番を取り違えたため、まだ出ていない話を引き合いに出してしまった不思議な現象。
※2 フロック・コート……十九世紀に男性が着用したひざ丈のコート。
※3 アルバート型時計鎖……ポケットに入れて持ち歩く懐中時計についている鎖のこと。服に留め、落ちないようにする。
※4 ビロード……ベルベットとも言い、綿、絹毛などを滑らかでつやがでるように織った生地。
※5 フリーメイソン……一七一七年、「自由・平等・博愛・兄弟愛・人類同胞主義」を掲げ設立された秘密結社。相互扶助と友愛を目的とし、現在まで世界中の財政界の人々が軒並み会員になっている。
※6 インチ……二・五四センチ、十二分の一フィート。
※7 米国ペンシルヴァニア州レバノン……アメリカ合衆国北東に位置する都市。
※8 フリート街……シティの商業地区。新聞社、出版社、バーなどが多い。
※9 モーニング・クロニクル紙……一七六九年に創刊されたロンドンの日刊紙。作家チャールズ・ディケンズとその父親が発行していた。
※10 シティ(中心区)……英国のロンドンの旧市内一マイル(約一六〇九メートル)四方の地区。金融商業の中心地。
※11 金の単位……一九七一年までイギリスは今と違う通貨単位を使っていた。一二ペンス(ペニィ)は一シリング、二〇シリングは一ポンド。硬貨についた名前として、クラウンは五シリング銀貨、ソヴリンは一ポンド金貨。ギニィは一・〇五ポンドに当たる。現在の貨幣感覚でいうと、一ペニィ=一〇〇円 一シリング=一二〇〇円 一ポンド=二万四〇〇〇円くらいである。
※12 アイリッシュ・セッター……栗色や赤褐色のセッター種(イギリス原産の毛の長い猟犬)の犬。
※13 フールスキャップ判……大判の筆記用紙。英国と米国で大きさが違い、英国では、約十七×十三・五インチ大(約四十三×三十四センチ)。
※14 Aの項の英語……順に、修道院長、アーチェリー、兵器製造者(火気係)、建築学、アッティカ(古代ギリシャのアテネを中心とした地方、「風の建物」という意。)
※15 事務弁護士……書類の作成や下級審での弁護にあたる職業。
※16 聖(セント)ポール大聖堂……クリストファー・レン設計の大聖堂。英国国教会がロンドン管区の大主教座を置く、シティでもっとも古い教会のひとつ。高さ一一〇メートルもある。一六六六年のロンドン大火後の一七一〇年完成。
※17 ジプシー……ヨーロッパ・アジアに散在する放浪民族。音楽、舞踊、占いなどをして生計を立て、各地を移り歩いている。
※18 クレイ・パイプ……素焼きの粘土で作られたパイプ。吸い口が木やプラスティックのものもある。
※19 マントルピース……壁に作り付けた西洋風の暖炉を囲む、飾り枠上部の棚。
※20 聖(セント)ジェイムズ・ホール……ウェストミンスター(ロンドンの西地区ウェストエンドの中心、ロンドン三十三自治区のひとつ。国会議事堂、バッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院がある。)にあるコンサートホール。
※21 パブロ・マルティン・メルトン・サラサーテ・イ・ナヴァスクエス……一八四四―一九〇八年。スペインのヴァイオリニスト、作曲家。代表作「ツィゴネル・ワイゼン」
※22 オルダーズゲイト駅……シティ北部の駅。ちなみにサックス・コバーグ広場は架空の街である。
※23 ストランド通り……ロンドンの繁華街。ホームズ譚掲載の『ストランド・マガジン』の由来である街。
※24 古版本……ひげ文字(ブラック・レター)で印刷された本のことで、初期の印刷所ではその文字がよく使われた。
※25 ベイカー街……ホームズの下宿のある場所。住所はベイカー街二二一b番地。ロンドンの通りでウェストエンドを南北に走る。北方はリージェント・パーク、南方はオックスフォード街と交差する。
※26 リヴォルバー……自動式連発拳銃。銃身の後ろにシリンダーという回転する弾倉がついているごく一般的な拳銃。ワトスンがもっていたのは当時の陸軍が標準的に支給した『アダムス.450』と思われる。
※27 ケンジントン区……ロンドン西部の首都特別区。文学者や芸術家が多く住む。
※28 ハイド・パーク……ウェストミンスター区の広い公園。馬や馬車も入ることが出来、上流階級の人々が良く訪れた。
※29 オックスフォード街……ロンドンを横に伸びる長さ一マイル強の通り。
※30 ハンソム馬車……御者席が後ろについている一頭立て二人乗り二輪の辻馬車。
※31 スコットランド・ヤード……ロンドン警視庁(特にCID)の通称。特にその刑事捜査本部をさす。一八二九年創立。最初の建物が、スコットランド王離宮跡に建てられたことからその名を持つ。この時代、ヴィクトリア河岸に庁舎があった。
※32 ピー・ジャケット……または、ピー・コート。イギリス海軍が、船の甲板で見張りをするときに用いたコートを起源とする、太股までの丈のショートコート。風の向きによって、右前にも左前にも着られるようにダブルブレストになっている。
※33 ブリッジ……日本でいうセブン・ブリッジではなく、コントラクト・ブリッジというカードゲームで、カードゲームの中では世界で最も競技人口が多く、国際的な選手権大会が行われている。
※34 公爵……貴族の最高位である身分。
※35 学校……【イートン校】ロンドンの西方にある都市、イートンにあるパブリックスクール(主に上流子弟対象の私立中・高等学校をさす。必ずしも寄宿制ではない)。【オックスフォード大学】十二世紀創立の英国最古の大学。中世以来英国の中心としてあらゆる分野の指導者を輩出、三十九のカレッジ(学寮)から成り立つ大学の集合体のような所である。
※36 スコットランド……英国グレートブリテン島(本島)北部の地方。中心都市エジンバラ。
※37 コーンワル……英国南西部の州。36と37はイギリスの北の端、南の端である。
※38 ファリントン街……シティの通り。
※39 ブルドッグ……英国産の獰猛な顔つきをした犬。粘り強く頑強。
※40 ランタン……手からさげるタイプの角型ランプ。角灯とも言う。この話で使われているのは、ダークランタン(強盗提灯)といい、明かりの出る一カ所のみの側面に、覆いをかぶせることが出来る。
※41 ナポレオン金貨……フランスの皇帝ナポレオンが作らせた二十フラン金貨。
※42 ギュスターヴ・フロウベール……一八二一―八〇年。文学における科学的方法を確立したフランスの作家。写実主義・自然主義小説の手本と仰がれた。著作に『ボヴァリー夫人』『サランボー』など。
※43 ジョルジュ・サンド……一八〇四―七六年。フランスの女流作家で、フランス女流文学史上最大の作家。著作に『コンシュエロ』『魔の沼』『愛の妖精』など。『恋多き女』とサンド自身は称される。
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# by i000148 | 2006-03-04 11:26
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# by i000148 | 2006-03-04 11:25