ハレ・ボルヘッティ
テンポよくパスを回し、相手を崩していくメキシコ。3大会連続で決勝トーナメントに進出している“北中米の雄”をけん引するのが、“空の支配者”ハレ・ボルヘッティである。
ボルヘッティは183cm、72kgとFWとしては体格に恵まれているわけではないが、空中で彼を封じ込めるのは至難の業だ。その理由は、類いまれな跳躍力と、優れたポジショニングを誇るから。上半身が強く、ヘディングシュートは破壊力があり、コースをねらい分けることもできる。DF、GKにとっては何とも厄介な相手だ。 代表デビューを飾ったのは、1997年2月のエクアドル戦。1998年ワールドカップフランス大会ではメンバーから漏れたが、2002年ワールドカップ日韓大会予選でエースストライカーとしての地位を不動のものにする。そして2005年8月、コスタリカ戦で通算36ゴール目を奪い、メキシコ代表最多得点記録を更新した。 大舞台に強いのも、ボルヘッティの特徴だ。2005年コンフェデレーションズカップでは、4試合で3ゴールをマーク。そのすべてをヘディングで奪い、大会ベストイレブンに選出された。また、2006年ワールドカップドイツ大会予選は14試合に出場し、同地区最多の14得点。予選1戦目から5試合連続ゴールを奪うなど、メキシコに3大会連続13回目の出場権をもたらした。 2005年夏にはボルトンに移籍し、メキシコ人として初のプレミアリーグ参戦を果たす。だが、ペースの早いサッカーになじめず、ベンチスタートが多かった。それだけに、ワールドカップへの意気込みは並々ならぬものがある。 メキシコはショートパスをつなぎつつ、前線に預けてから2列目の飛び出しやサイドへの展開で崩していくスタイル。空中戦とポストプレーを得意とするボルヘッティにとって、最も持ち味を発揮できるチームだ。ボルトンで不遇のシーズンを過ごしたメキシコのエースストライカーは、ドイツの地で“真の姿”を見せてくれるはずだ。
by i000148
| 2006-05-29 18:15
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